理想の血圧の数値ってご存知でしょうか?
普段、あまり健康に関心ない方は、高血圧と聞いてもピンとこないかもしれませんね。
会社の健康診断などで血圧が高いと知り驚かれる人もいるでしょう。
もちろん、そのまま放置していては、危険なので何かしら対処が必要です。
一体、血圧ってどの程度の数値なら問題がないのでしょうか?
そこで、このページでは、・・・
- どこからが高血圧と呼ばれるのか?
- 理想の血圧値とはどれぐらいなのか?
- 血圧は低ければ低いほどいいって本当なのか?
これらについて解説していますので、参考にしてみてください。
どこから高血圧になる?
先ず、どこからが高血圧と呼ばれるのか?血圧には、上と下、つまり、最大血圧と最小血圧があります。
その基準値ですが、日本高血圧学会によると・・・
上が140mmHg未満 下が90mmHg未満
と定められています。
ただ、自宅で計測した場合は、上が135mmHg未満 下が85mmHg未満とされています。この差は、環境の違いによるものです。自宅では、リラックスできて数値も下がり、病院では緊張して高い数値になる傾向にあるので低い数値となっているんですね。
また、
血圧の上か下のどちらか片方が上回っても高血圧と診断されます。
それと数値によって、T度からV度まで分けられます。
具体的には・・・
T度高血圧 上 140〜159 下 90〜99
U度高血圧 上 160〜179 下100〜109
V度高血圧 上 180以上 下110以上
このようになっています。
理想の血圧値とはどれぐらいなのか?
では、理想とされる血圧値というのは一体どれぐらいがいいのか?基準値を上回ったらどうすればいいのか?すぐに病院で治療しなければいけないのか?色々と疑問に思う事ってありますよね。そんな疑問を解決していきましょう。
理想とされる血圧値は人によっても異なる?
基本的には、自宅で血圧を測定して、上が135mmHg未満 下が85mmHg未満であれば問題はありません。ただ、当然ですが、人によっても個人差があります。加齢と共に血圧も高くなります。20代の方と70代の方を比較するのもおかしい話ですからね。
人それぞれ、生活環境が異なるので、一概にこの数値が理想とは言えないんですね。それに血圧は、1日の中でも変動します。運動したり、緊張することでも一時的に血圧は高くなります。逆にリラックスしていてる時は、数値も安定するのが普通と思ってください。
血圧管理について!
自分で血圧管理を行うなら、朝と夜に血圧を測定して記録しましょう。基準値以内で、極端に差がなければ特に問題はありません。また、血圧が高くなる時もあるでしょう。ですが、記録しておくことで、一時的だったのか?あるいは高血圧の状態が続いているのかが判断できます。
基準値を上回ったらどうすればいいのか?
もし、高血圧の状態がずっと続くようであれば、注意が必要です。多少、高い状態だとしても、今すぐ倒れるようなことはありません。ですが、血圧を下げる為にも、生活習慣の見直し等は、行ってください。しばらく様子を見て正常値に戻り、その状態がキープできれば問題はありません。
長い期間、高血圧の状態が続くとそれだけ血管も傷つきます。なので放置しないようにしましょう。どうしても、心配と言う人は、病気で検査をしてもらうことをお勧めします。
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※変動する原因とは?
血圧は低ければ低いほどいいって本当なのか?
血圧って低ければ低いほどいいのか疑問ではありませんか?実は、これに関して言うと、明確な答えがないようです。つまり、判断基準がないので、それほど問題にはならないようです。
確かに医者は、低ければ低いほど良いと言います。ですが、明らかに低血圧で何らかの症状で悩まされている人がいるのも事実です。
ちなみに、低血圧の人の症状としては、次のようなものがあります。
・朝起きれない
・頭痛
・めまい
・便秘
・下痢
・食欲不振
・吐き気
・動悸
・冷え
など、実に様々です。
もちろん、これら症状が現れる事は決して、良い事ではありません。症状が辛い場合には、やはり病院で診てもらうようにしましょう。もし、低血圧だとしても、症状がなければ、それほど心配する必要はありません。
まとめ
血圧の理想の数値ですが、これはその人によっても異なるので一概には言えません。
判断基準としては、上が140mmHg未満 下が90mmHg未満、家庭で測る時は、上が135mmHg未満下が85mmHg未満であれば問題ありません。
この数値で症状がなければ、このまま健康を維持するようにしましょう。
そして、基準値とされる数値ですが、時代によって厳しくなる傾向にあります。
ですので詳しくは、
日本高血圧学会>の情報を参考にしてみてください。
また、血圧は健康診断の時しか測らない人もいると思います。
ぜひこの機会に血圧計を購入して、健康管理のためにも毎日、計測しましょう。