血圧を下げる方法!TOP > 基礎知識 > 上と下の差が大きいと危険?
上下の幅が広いのは動脈硬化の疑いあり?
もしかして、あなたも
血圧の上と下の差が大きいと心配されている方ですか?
実は、ある一定以上差が開いてしまうと動脈硬化になっている可能性があるというのです。
動脈硬化とは・・・・
文字どおり「
動脈がかたくなる」ことです。
健康な方の血管は、柔らかくしなやかですが、動脈がかたくなってしまうと、血液をうまく送り出せず、心臓に負担をかけてしまいます。
高血圧で血管壁への圧力がくわわれば心筋梗塞や脳卒中を引き起こすリスクが高くなるので注意しなければいけません。
一般的には、動脈硬化は、加齢とともに起こるのですが他にも食生活が大きく関係していると言います。
例えば・・・
塩分を摂り過ぎている方
肥満になっている方
こんな方は要注意です。
塩分を多く摂ると体内で塩分濃度を薄めようとするので血液量が増えます。
すると血管壁に圧力がかかってしまうので、その結果、血圧は、高くなりますし、血管に受けるダメージが多いくなり動脈硬化を引き起こします。
また、肥満の人は、高コレステロールや高血糖になりがちで、動脈硬化を進めてしまいます。
理想はどれぐらいがいい?
では、血圧の上と下の差ってどれぐらいがいいのか?
これは、
脈圧と
平均血圧を考えることが大事です。
脈圧について
脈圧とは、収縮期血圧(上の血圧)と拡張期血圧(下の血圧)の差のことですが、この差が40から60であれば問題がないとされています。
この数値が高いと、心臓に近い血管が動脈硬化を起こす可能性があります。
脈圧の計算
脈圧=上の血圧−下の血圧
40〜60なら正常。
平均血圧について
次に平均血圧ですが、これは抹消の細い血管の動脈硬化を知るための指数です。
平均血圧の計算
(上の血圧−下の血圧)÷3+下の血圧
90未満なら正常。
脈圧と平均血圧を計算してみよう!
仮に・・・
上の血圧が155 下の血圧が85
の方がいたとします。
この方の脈圧の計算式は次のとおりです。
155−85=70
数値が、60を上回りましたので、心臓に近い血管が動脈硬化を起こしているかもしれません。
次に、平均血圧の計算ですが・・・
(155−85)÷3+85=108.3
このようになり、90を超えているので、抹消の細い血管の動脈硬化を引き起こしている可能性があります。
血圧の上と下の差が大きいと心配している人は、自分の血圧と当てはめて計算してみてください。
血管の状態を良くするには?
脈圧と平均血圧の数値が高い人は心配ですよね。
ですが、生活習慣の見直しにより、動脈硬化が改善すると期待されているので、健康を維持させるためにも自分の生活を振り返ってみてください。
血圧を下げる方法としては、減塩はもちろんですし、肥満であるなら食べ物の見直しや運動を行うことが大切です。
また、アルールの飲みすぎには注意して、タバコを吸っている方は禁煙してください。
睡眠不足やストレスの溜めすぎも高血圧の原因になるので注意が必要です。
色々と血圧を下げる方法や対策などもあるので高血圧の方や血圧の上と下の差が大きい人は、できるかぎり生活習慣を見直しましょう。・
それと高血圧は短期間で改善させるのではなく、長期的に考えていくといいと思います。