血圧を下げる食材で、すぐに思いつくのが「
玉ねぎ」でしょう。
血液サラサラ効果とかよく言いますからね。
でも、それだけで本当に高血圧の対策になるのか?
こんな疑問を持ったことはないでしょうか?
そこで、ここでは・・・
玉ねぎで血圧が下がる理由とは?
効果的に摂取するにはどうすればいいのか?
どんな食べ方がいいのか?
これらについて解説していますので、血圧が高くて心配と言う人は参考にしてみてください。
血圧が下がる理由とは?
高血圧対策としては、玉ねぎを食べるのは効果的とされています。
その理由ですが、やはり血液をサラサラにする効果があるところです。
血流が改善されることにより、血圧が下がっていくんですね。
そこで気になるのが、玉ねぎに入っている成分でしょう。
具体的には・・・
硫化アリル、ケルセチン、グルタチオンなど。
高血圧に効果があるとされるのは、硫化アリルという成分です。
硫化アリルとは?
硫化アリルとは、別名、アリシンとも呼ばれるのですが、玉ねぎやねぎなどの独特の香りがします。
調理をされる方ならわかると思いますが、玉ねぎをみじん切りなどすると目が染みて、痛くなることがあるんですね。
この成分こそが、硫化アリルになります。
また、玉ねぎの成分には、硫化アリルの他にもケルセチン、グルタチオンなど、色々と健康効果が期待されています。
玉ねぎの効果について!
玉ねぎの効果としては血液サラサラの他にも実に様々です。
例えば・・・
血液の凝固を抑制して血管を詰まらせる血栓を防ぐ
コレステロールや動脈硬化を予防
疲労を回復する
免疫力アップでガン予防
脂肪を燃焼する効果
など、健康に良い事だらけです。
高血圧の予防や改善に期待できますし、生活習慣病の予防にもなります。
ですので、あまり玉ねぎを食べないなんて人は、血圧を下げるためにも普段の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
効果的に摂取するにはどうすればいいのか?
色んな効果に期待できる玉ねぎですが、より効果を高めるにはどうすればいいか?
加熱・水にさらすと効果がなくなる?
実は、硫化アリルは、熱を加えると成分が失われます。
また、スライスしてから水にさらすと成分が流れてしまうので注意が必要です。
硫化アリルを最大限に引き出したい場合は、スライスしてから15分ほどそのまま放置するのがベストです。
レタスなどの野菜や他の具材を加えて、サラダで食べると美味しくいただけます。
食べる量ってどのぐらい?
1日に食べる量ですが、これは特に決まりはありません。
ただ、目安としては、1日に50gの量でいいと思います。
これは、ちょうど中サイズの玉ねぎ1/4個程度と考えてください。
そして、その効果ですが、7時間ぐらい持続すると言われています。
ですので、朝と夜に食べるようにすると、効果も安定するでしょう。
酢玉ねぎで食べるといい!
NHKのためしてガッテンでも放送されていましたが、酢玉ねぎで食べるのもお勧めな方法です。
酢玉ねぎにすると、
お酢のパワーが加わります。
ですので、より効果を実感しやすくなるでしょう。
作り方は簡単です。
密閉容器などを用意します。
材料は・・・
玉ねぎ 中1個
お酢 大さじ5(お酢は醸造酢なら何でも良い)
ハチミツ お好みで(大さじ1.5〜2)
玉ねぎを薄くスライスして、硫化アリルの効果を引き出すために15分程度放置します。
容器に玉ねぎとお酢とハチミツを入れます。
そして、冷蔵庫に一晩置いたら出来上がりです。
食事の時に少量でもいいので食べることで血圧改善効果や様々な健康効果に期待できます。
ちなみに、「酢しょうが」も人気ですので、みじん切りした生姜を加えてもいいと思います。
血圧を下げたい人は、ぜひ試してみてください。